苦手なこととの向き合い方

誰にでも「苦手なこと」や「嫌いなこと」があります。

子どもの頃は、得意なこと・好きなことを伸ばすことよりも苦手なことを少しでもなくすことを求められたような気がします。

特に学校ではみんなと同じようにできることを求められますので、苦手なことをできるだけ減らさないといけません。

ただ、これは大人になっても同じで、やっぱり苦手を克服することが求められます。

仕事上のことであれば、「私、それ苦手なんでできません」というわけにもいかない。

得意にすることはできなくても、苦手なりに「全然できない」という状態からは脱出しないといけません。

子どものころから苦手なことに向き合い、それを克服するよう努力することを求められてここまできたような気がします。

ただ、この年齢になると、「苦手なこと」を克服することに力を入れることはもういいかなという気持ちが大きくなりました。

「苦手なこと」を克服するよりも、「やりたいこと」「得意なこと」「楽しいこと」に時間を使いたいなと。

一方で苦手なことにあえて向かってみるのもありかなあと思います。

私は仕事のことでずっと苦手(だと思っていた)な分野があり、その分野からは長い間距離を置いてきたのですが、少し前にどうしても向き合わなくてはならなくなりました。

その時にも「絶対やらない」という選択もできたのですが、それに向きあう機会がその前にも数回あり、これは一度やってみなさいということだなと思いまして・・・

毎朝その分野についての勉強を1時間~2時間ほどしばらくの間続けました。

もちろん得意になったわけではないのですが、「なんであんなに苦手だと思っていたのかな?」というくらいの感覚でした。

昔、その仕事をやったときに全然面白みを感じなかった、そのイメージをずっと引きずっていたんですよね。

今回学んでみて、これからこの分野の仕事もやっていこうかなと思いました。

こういうこともあります。

ただ、苦手なものにもう一度向き合ってみたけど、やっぱり全然うまくいかなかったり、苦手だなという気持ちがぬぐえないときは、もう今回こそはあっさり手放すかなと思います。

私はこの年齢まできて、「やっぱり苦手だなあ」と思っていることは、基本的には手放して、自分の得意なことや、やりたいことに力を向けたいと思っています。

それでいいんじゃないかなあと。

だた、最後のチャレンジとして、もう一回だけやってみるというのもおすすめです。

苦手意識を持っていただけで、案外できる!!って場合もありますしね。

やっぱだめだ~となるかもしれませんが・・・

でももう一度やってみたことで、すんなり手放すことができるというメリットもあるかなあと思います。