最近の学生が働く会社に求めることとは

ずいぶん前からよくニュースで取り上げられていたのを見たことがありましたが、先日大学生(女性)が就職する会社に求めるものは何かという質問を受けていました。

その方は福利厚生だそうです。
今は結婚しても共働きという夫婦も多いと思います。
女性が就職の際に、重視するポイントとしては、子供を持った時に育児休業などの制度が充実している会社を選びたいということでした。

私が新卒で就職した頃は、結婚したときに会社を退職する、もしくは出産するときに会社を退職するという人がまだまだ多い時代でした。
私の友人で、結婚・出産後も同じ会社で働いているのは、1人だけです。

大企業であれば法律で決められている以上の福利厚生の制度を設けていることも多いかもしれません。
同じ土俵で中小企業が戦うことは難しいとは思いますが、今は大手であっても人材の確保には苦労する時代です。
それは中小企業であっても同じ。
何とかして人を確保していく必要があります。

長い目でみた場合には若い方に入社してもらって、会社の業務を担っていってもらわなければなりません。
そのためには若い方のニーズにも答えることが今後は求められます。
大変ですが、選ばれる企業になっていく必要がありますね。

一方で若い人の人口は減ってきています。
若い人を雇用するのもますます難しくなっていくでしょう。
そうであるならば今ある労働力を有効に使っていくことをまずは考える必要があるのではないでしょうか。

たとえば中高年や子育て中の方など。
働き方に制約がある場合も多いですが、中高年であればこれまでの経験や知識、子育て中の方も社会復帰に意欲的な方は多くいらっしゃいます。

時間に制約があって、正社員と同じ時間は働けないという場合には、パートやアルバイト2~3人で正社員1人分の時間を確保するなど、工夫次第でやり方はいろいろあると思います。
勤怠管理などの手間は増えますが、中高年や子育て中の方をうまく雇用して成果を上げている会社もあります。

今後は雇用する側と雇用される側のお互いが求めるところに接点を見つけて、うまく機能させていくことが必要になってくると思っています。